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著書の紹介
新しい本が出来ました
新しい本が出来ました。

「透明水彩 全体感で描く いろ」というちょっと長めのタイトルの付いた本です。

絵を描いていながら 実は色についてはあまり知らないという人が多いんですね。
でも 特に水彩で絵を描こうとした時 これは有る意味致命的な問題です。
色相 明度 彩度の色の三要素の意味くらいはは最低知って欲しいと思い 書き上げました。

間もなく本屋さんに並ぶと思いますので 手にとって見てください。

今日はちょっと宣伝しちゃいましたー。^^v 


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          表紙です。果物 野菜が描かれています。


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          カバー後ろの絵です
             

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いよいよ穏やかではなくなって
日本中で雨浸しのニュース。
ここ千葉の外房も 1ヶ月余の旱魃をそっくりお返ししますとばかりの大雨。
各地で記録的な集中豪雨と聞けば やはりこれも地球温暖化かと 蒸し暑さに負けてついついエアコンをかけてしまう自分の心も穏やかでない。

穏やかでない理由はもう一つ。
残すところ1ヶ月と迫った 個展の件だ。
毎年 初秋のこの時期 並木さんからお声を掛けて頂きお世話になっているのだが 今年もその時期が来たという訳である。

野ではススキの穂と 彼岸花が風流と妖艶を競うあう季節である。 。

今回は丁度 新しい技法書「全体感で描く いろ」が刷り上るので その原画をも展示しようと思っている。
よって個展の銘は「原画と水彩画展」にとなった。

お近くの方 是非 御越しください。

所 東京都中央区京橋2-7-12
  並樹画廊 03-3561-2277

期日 10月3日(金)~16日(木)
    11時AM~6時PM(最終日4時PM)


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    「蘇鉄の実」水彩

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煩悩に生きて
 油の中で炒られるような日だった。

施餓鬼 
餓鬼道に堕ちた霊を供養する日ということで 毎年8月15日お盆の日に
この小さな質素と言いきれる庵に村人が集まり 御前様の先導で一心にお経をあげます。

私の宗旨は 日蓮宗の不受布施派と一般に言われている 小さな小さな集団です。
織豊時代 かの太閤秀吉によって禁止宗旨の烙印を押されてから明治の初めまで 
長い間弾圧に続く弾圧で 多くの寺や檀家が消滅の悲劇にあい かろうじての言葉通り 忘れ去られたような山間や田園の隅に 生き長らえた人々です。

江戸時代の間にも島流しや入牢などの過酷な取り締まりよって 悲惨な最後を迎えなければならなかった多くの信者や僧侶の話は 今も哀しい物語として私たち信者の間に語り伝えられています。

春に箱根に旅した時の事 再建された箱根関所を見たついでに 近くに昔から開館している資料館にも立ち寄ったのですが そこに展示されたある古文書の中に 関所を通してはならない者の注意書きとして「不受布施の輩」と有るのを目にした時 膚に粟立つものを感じて立ちすくみました。


現在私は寺世話人として村人と寺の取り持ち役をやっています。
施餓鬼の行事一つをとってみても世話人としての仕事は多く 秋の個展を控えて絵の制作や東京での仕事など 心穏やかではない現実を抱えながら右往左往している毎日 庵に流れる読経に唱和しつつ お釈迦様や日蓮様はいったい何歳で悟りの道に入られたのかと 顎を伝う汗を拭いながらふと 未だ煩悩の生に溺れる自らを省みました。


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    「キューイフルーツの枝」水彩30号

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名残惜しまれて その2
お盆を間近に控えて 盆だなを吊りました。

毎年 朝刈り取った萱を使い 西日の差す部屋で大汗をかきながら
縄をない紅いホウズキや 千代紙を下げて仏壇を飾る。
ここ3年程は 息子にそのやり方を教えて 代替わりをしつつある。

お盆と言えば つい先ごろロッキー青木さんがお亡くなりになった。

ロッキー青木。と聞いても若い方は知らないと思うが 裸一貫(この言葉が
もはや死語か?)アメリカに渡り苦労の末 焼肉チェーン「紅花」を展開
 成功者としての名を日本に轟かした。まだまだ日本があらゆる点で アメリカを
憧れの眼差しで仰ぎ見ていた時代 その成功談は若者にはある眩しさをもって耳朶を擽った。

前にここで書いた私のニューヨーク留学時 当地の日本人会の集まりで彼に会った。

「ロッキーさんです」と紹介された時 はて誰だろう?としげしげその背の低い肩幅の広い
初老の男性を見た事を思い出す。頭は白いものが混ざった短いパーマで 口元左右に長めに下げたひげを鼻の下に蓄えておられた。

後で知った事だが 彼はその組織の(会の正式名は別に有る)の会長だったのだ。その為か 彼はその会にしばしば顔を出しているようだった。当時私はその会のゲスト的存在だったので 
青木さんとは親しくして頂き 私はアメリカで一旗上げた彼の人物像が珍しく 彼の話や挙動 音声までも逐一観察していた。
彼は彼で 芸術家と言う触れ込みで彼の集団に潜り込んできた私に興味を持ったのか その後の
ザ プラザでの個展のおりも奥様と来られて いろいろと気をつかって下さった。

NHKだったか ニュースでその死を知った時も 最初の出会いと同じく はて誰だろう?としばし迷った程突然の出来事だった。

鬼籍に入られた今 身体を左右に振るようにして大またで歩いて来る 青木さんを思い出す。
肩をいくらか怒らすようにするその仕草は 当時まだまだ有色人種には厳しく対していたアメリカ社会の中での 彼の苦闘振りが偲ばれるようだった。

黙祷 


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  当時ニューヨークの学校で描いた人物クロッキー(水彩)

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名残惜しまれて
残念な思いで一杯です。

ここ数年 引き立てて下さったトーニチ画廊さんが 閉鎖のやむなきに至ったと知ったのは
ほんの三ヶ月前でした。今年の画廊の展示はじめとして 私が1月にお世話になっていくばくも経ていない時でしたので まさか!の気持ちでした。

しかし トーニチ画廊さんから直接お詫びのご連絡を頂き 事実として確認することとなりました。

日本でも稀有な水彩画の画廊として 多くの作家に発表の場を与えて下さった事 そして水彩ファンの集いの場でもあったトーニチさん 的確に画廊の展示からその他までクルクルと助けてくれたスタッフの続木さん 久保田さん。ほんとうに感謝しています。またいつか再開されることを熱望しています。会長の桃野さんにも改めて御礼申し上げます。

現在 ありがとうてんらんかい と銘打ってトーニチ画廊では8月21日~9月2日まで作品展をやってます。名残を惜しみつつアイランドタワー20Fの画廊に出かけてみて下さいね。



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       「沐浴」水彩M20 トーニチさんに出してます。

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